普段使う言葉の由来
皆さんこんにちは!知探会ライターのSILOUです。今回初めて記事を書かせていただきます。よろしくお願いします。
皆さんは「挨拶はちゃんとしなさい」「感謝をしっかり伝えなさい」と言われた経験はありませんか?そんな言葉、真面目に言ったところで何にもならないじゃんと思ったこともあると思います。
今回は、そんな日常会話で使う日本語の由来についてお話ししていこうと思います。
ありがとう
日常でよく使う言葉といえば、相手から自分にとって嬉しいことや利益になることを受けた時に使う言葉「ありがとう」ですよね。
そもそも、この言葉には漢字があることをご存知でしょうか?
漢字で 有難う と書くんです。
難が有るという意味に取れるのでマイナスなイメージがある漢字ですね。しかし!本当の意味はそうではなく、「有ることが難しい」という意味なんです!つまり、滅多に起こらないことに感謝しようという意味が込められているんですねー。
ごちそうさま
続いては、食事を取った後に言う言葉「ごちそうさま」です。なんと、この言葉も漢字があるのです!
漢字では 御馳走様 と書きます。
これを見て察しの良い方なら気付いたかもしれません。そう、「馳走」と言う部分が重要な意味を持っているのです!
馳走とは、客の食事を用意するために馬に乗っていろんなところにへ食材を集めに行くという意味。つまり、「自分の食事を頑張って用意してくれてありがとう」という意味を込めて「御」と「様」をつけて「御馳走様」というのです。
行ってきます
学生さんや社会人の人たちは、平日はほぼ毎日家を出て学校や会社に向かいますよね?
その家を出る時に言う言葉「行ってきます」。一見、その場を離れ、目的地に向かうことを伝えている言葉にしか見えせんが、実はものすごく深い意味が込められているのです!
まず、この言葉は「行ってくる」と「帰ってきます」という2つの言葉が合わさってできたと言われています。昔は屋外や自分の知らない土地に行って必ず帰ってこれるわけでもなかったようです。戦国時代であれば戦、1900年代初期であれば戦争と、2度と帰ってこれないこともあったのです。だから「行って(必ず)帰ってきます」という意味になるように2つの言葉が合わさって出来ているんですねー。
ちなみに、どこかへ向かう人を送る言葉「行ってらっしゃい」も「行って(必ず)帰ってらっしゃい」という意味があるんです。
おかげさま
この「おかげさま」も感謝の言葉ですが、「ありがとう」よりも丁寧で謙虚さがあるイメージですよね。この言葉も漢字があるのですが、皆さんわかりますか?
実は お陰様 と書きます。
「陰」という漢字が不吉な印象を与えますね。
ですが、この言葉ももちろん良い意味です!
この「お陰」とは、神様や仏様といった偉大な存在の陰ということなんです。つまり、良い事があった時に「神様が自分のことを助けてくれたのだ」と感じて感謝するという意味の言葉なのです!
さて、いかがでしたか?
日々、何気なく使っている言葉にもちゃんとした意味が込められていることを知ると、感謝や挨拶をしっかりしようという気持ちになりますね!