世界のぶっ飛んだ食べ物①
みなさんはぶっ飛んだ食べ物というと
どんなものを想像するでしょうか?
有名なものを挙げると
塩漬けのニシンの缶詰でその強烈な匂いから
世界一臭い缶詰めといわれる
(スウェーデンの言葉で「酸っぱいニシン」という意味。)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Surstr%C3%B6mming.jpg
食べたことはないけど、写真からもヤバさが伝わってくる…
そして次はフィンランドから…
日本にも熱烈なファンがいる
ゴムのタイヤのような味で
世界一まずいお菓子と言われる
直球すぎだろ。)
たかがグミだとタカをくくってると挑むと
酷い目に遭う(経験済)
挑戦する時は複数人で挑むべし…
これら二つは
テレビでもしばしば取り上げられるので
「ぶっ飛んだ食べ物」
として浮かぶ人も多いと思います。
でも、世界には
あまり知られてないぶっ飛んだ食べ物
が沢山あります!
今回はそんな
食欲よりもむしろ好奇心をかき立ててくれるような食べ物
を見ていきましょう!
※ややグロ注意
最初はこちら!
孵化直前のアヒルの卵を加熱して完成!
あぁ…これはアヒルだな…
というのがかなりはっきりわかって
かなり生々しい
見た目こそアレなものの、
味は美味しく
滋養の効果が高い
フィリピン・ベトナムでは
屋台や定食屋で食べられているようです
ちなみに、日本でも伏見稲荷大社では
丸焼きの雀が売られています
ちょっとかわいい
訪れた際は挑戦してみるのもアリかもしれない
お次は
カイコのサナギを茹で(蒸し)た後に味付けをした
ポンテギ(韓国語でサナギ)
韓国では屋台を中心におつまみとして食べられている。
特有の匂いがあるらしい。
また、缶詰も売られているが、特有の匂いが強くなるらしくお土産にはハードルが高そうだ…
お次はフランスから
子牛のほほ肉を中心に
舌および脳を野菜と一緒に煮込んだ
テット・ド・ヴォー(フランス語で子牛の頭)
脳料理というインパクトが強い一品ですが
味は食べやすくて美味しいらしく
フランスの元大統領、ジャック・シラク氏の好物
としても知られています。
また、この料理の起源には
ルイ16世の処刑を祝って食べられた
という歴史があるのだとか
また、脳を食べるという発想は
日本人からしたら衝撃的かもしれませんが…
アメリカ南部やポルトガル、オースリアで食されるエッグ・アンド・ブレイン
(スクランブルエッグに豚脳を混ぜたもの)
北アフリカのシチタ・モク
(子牛の脳のトマトソース煮込み)
インドネシアのグライ・オタック
(牛の脳を使ったカレー風料理)
中国の脳花湯
(豚の脳のスープ) などなど…
世界中に脳を使った料理は存在します
また、フランスの肉屋では
牛や羊など様々な動物の脳
が手に入ります
ジビエ発祥の地なだけあって
フランス人の食への好奇心を感じさせられますね
最後に少しお口なおし!
ぶっ飛んではいるがゲテモノのベクトルではない
幻の中国のスイーツを紹介します
その名は
三不粘(サンプーチャン)
(「皿・箸・歯」の三つにくっつかないという意味)
材料は卵、砂糖、ラード、でんぷん
これらをなじませた後
熱しつつひたすら叩き続ける
そして出来上がるのが三不粘
餅のようではあるが黄金色に輝き
他に類をみない
いい意味でぶっ飛んだ見た目
そして三不粘が
なぜ幻のスイーツなのか?
それは、少しでも火加減を誤れば失敗する
調理の難しさ
材料を馴染ませるだけで数時間を要する
下ごしらえの大変さにある
本場の中国でも
北京の料理店たった一店舗
でしか提供されていない
日本では
エムズスタイル
という千葉県のお店で提供している。
上でも書いたけど
下ごしらえに時間がかかるため
三不粘を食べる時は要予約
世界に目を向けると
ほんとにぶっ飛んだ料理が
沢山ありますよね
まあ、日本でも
発酵させた大豆である納豆
魚類の精巣である白子
新鮮な魚を液につけて発酵させるくさや
とかは割とぶっ飛んでますよね。
さて、いかがだったでしょう…
あなたの好奇心がちょっとでも膨れたら嬉しいです!
また、お会いしましょう。
(あすとれ)