thitan_clubの日記

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任天堂の幻のタクシー

任天堂といえば家庭用ゲームというイメージが強いと思います。

また、創業して間もない頃は花札を販売していたことを知っている人は多いと思いますが

実は他にもさまざまな形態の経営にチャレンジしていた時期があります。

 

そのキッカケ

1958年に任天堂の社長を務めていた山内溥

アメリカの最大手のカード会社である「U.Sプレイングカード社」を視察し

最大手にも関わらずオフィスの規模が小さかったことから

カード業界の限界を悟ったことにあります。

 

そして始められた多角経営

食品系の子会社からは

ディズニーとコラボしたふりかけの「ディズニーフリッカー

という商品が売り出されたり

他にはベビーカーである「ママベリカ」

レゴブロックに対抗して作られた「NBブロック」などが販売されていました。

そして、今の任天堂のイメージからは考えられませんが

ラブホテル経営もしていたそうです。

 

そして、そんな迷走期の産物の一つが

1960年に設立されたダイヤタクシーというタクシー会社

タクシーは白色のボディに淡い赤茶色の線が入っていて、全体的に落ち着いた京都らしい色合いではあるものの

前方のドアに描かれた赤々しいダイヤが派手な印象を与えます。

その後ダイヤタクシーは多角経営の撤退に伴い名鉄グループに譲渡され、現在ではヤサカグループの

「南ヤサカ交通」となっています。

そんな南ヤサカ交通の本社はダイヤタクシーの旧本社を使っているため、現在もダイヤのマークが名残として見られます。

 

(あすとれ)